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今度は寂れた悲しい街の隅にあるゲームセンターにやってきた。ここにはほぼ狂人に近い暴力的なゲーマーが何人もいるらしい。彼らを倒して「宇宙最強のゲーマ」の称号を手に入れるのが私の目的だ。注意深くあたりを観察しながら店舗に入る。薄暗い店舗はひなびた定食屋のような雰囲気で、奥に二人の男がたたずんでいる。一人は壮年で一人は若者だ。ただ、これまで戦ってきた敵たちとは様子が違い、フレンドリーな様子だ。「なんにしましょう」若者がそう訪ねてくる。「ラーメン」を注文ししばらくするとアツアツの一杯が運ばれてくる。白いスープの豚骨ラーメンだ。彼らの話を聞いていると、もうすぐ世界最大のラーメンの祭典があり、そのコンクールに出品し最高の栄誉を手にするつもりだそうだ。早速食べてみる、むむ、これは非常に美味い。一見コッテリしてしつこそうな豚骨なのだが、後味がさっぱりしててキレのある味だ。かといって豚骨らしい「強さ」を兼ね備えている。大将これはまちがいなく特賞だよ、思わずそう声を掛けて店を出たところで目が覚めた。おはようございます。