2020年に史上初めて95%の国の一人当たりGDPが低下した
コロナ危機の特異な事は、ありきたりな現象を危機に仕立て上げたことだ、まあ統括するとそういう話になるか…?
1976年にアメリカは豚インフルエンザの全国民に対する予防接種やったけど、重い副作用が出たという公衆衛生の失敗があったのか…(コロナの伏線として重要な要素かも
トランプ政権、第一期から割と公衆衛生の予算削ってたのか、これは知らんかったな
中国、出稼ぎがメイン労働力の国なのに、出稼ぎ労働者が失業率に入ってないのか、これは頭の片隅に置いといた方がいいな
中国で滅茶苦茶ヤバい疾病が流行ってるのに各国はマジで冷笑してたよね、事後諸葛亮するとそういう話になるわね(結果的に中国は相当うまくやった方になった
仏独がEUでまず最初に衛生用品の輸出禁止したよね、草(そうだったなあ
企業が休業したの、そもそも店に客が寄りつかない状況になってたし生産する意味なかったよね、って話はあるか
2020年4月に世界GDPは20%落ち込んだ、これは1930年を越える…
いつでも取り引きできた米国債権の取引きが成立しなくなってた?
FRBの初期対応は金融危機に対しては概ねうまくやった(2008年より遙かにマシ)って話ぽい
各国政府のコロナ対応支出、GDPの30%越える規模なのはドイツイタリア日本あたりで(このあたりが最大値)、当然発展途上国は相応に低かった
ドイツの巨大な支出を支えたのはマイナス金利の国債なのか、え、そんなことできるんだ、すごい
政府が膨大な給付金(財源は国債)をぶん投げて、民間セクターは将来不安性を取り除くために貯蓄して国債に還流する。国債は滅茶苦茶低金利で国民も安心、誰も困らないヨシ!
とはいえ国債の供給量はあまりにもでかかった(史上最大)から、大体は中央銀行が回収するのか
実際中央銀行はインフレしない限り無限にキャッシュを刷っていい、それはそう
アメリカ、なんやかんや社債市場がすぐに回復したので企業は自前で調達できた(ので日本と違って政府の条件付きの貸付が不調だったらしい
そのあとの企業の成長の不均衡が発生して、泡銭をもった市民(なんてったってアメリカ市民は所得が減った分以上の政府からの供給があった)は株式投資に夢中になって株式投資ブームが起きるわけか。あったなあ
歴史的な低金利政策は新興国投資を盛んにした。グローバリゼーションの一端か
グローバリゼーションで賃金が上がらなくなったから、インフレなんてちょっとやそっとの資金供給じゃ起こらないんだ、って遅ればせながらFRBも気づいたらしいことがやはり書いてあるな
読了。うーん、事実をだらっと書いてあるだけだから主張に乏しい感じがする
とりあえずFRBの金融政策はうまくいったが、政治は混乱してたし、欧州はまとまりを欠いたし、先進国は最貧国を救う余裕もなく後回しにされた、というあたりが結論になるかな