研究室の集合写真が歪んでるのが気になって、「これくらい昔っから自動で補正できるもんだろ」と思って調べたら、やや新し目の論文に突き当たった。どうしてこうなった…
- https://people.csail.mit.edu/yichangshih/wide_angle_portrait/
- https://dl.acm.org/doi/10.1145/3306346.3322948
- https://www.gizmodo.jp/2019/06/siggraph-2019-undistort-wide-angle-shots.html
ズームすると歪みを小さくできるのは知ってたんだけど、レストランの店員さんが気を利かせて「あっ、撮りますよ」と急に話しかけてくれたので、さすがに咄嗟には対応できなかった。
スマホのLightroomアプリ入れてみたら、どうも機種ごとのプロファイルを歪みの基準として持ってるぽかったんだけど、
Googleマップと一緒(?)で、カメラに周りの風景移してぐるぐる回したら半自動でプロファイリングを動的に作れそうなもんだけど、きびしいのかな。
百万歩譲っても、A0ポスターに基準のグリッド印刷して壁に貼って撮影したら、プロファイル取れて欲しい
未知のスピーカー・部屋の配置があっても、既知のマイクとソフトがあれば補正できるんだし、カメラもそうなって欲しい
https://www.minet.jp/brand/sonarworks/soundid-reference-for-speakers-headphones-with-measurement-microphone/
「まっすぐ」とか「等間隔」はカメラのセンサー入力→ソフトの計測でそうずれる気がしないから、基準線引いた被写体だけあればいい、であって欲しい。さらに「同じ」と認識できた静止物を複数回、角度変えて撮影すれば(歪みが変わるから)レンズの歪みを基準線なしに計測できる、という気もするんだけど。
まーそう簡単じゃない、というのが論文に書いてあるんだろう
@tadd 元論文読んでなくて申し訳ないのですが、レンズの雑面歪曲は光学設計の段階で推測できます。Lightroomが持ってる機種ごとの補正というのはこの推測された歪曲をどこからか持ってきてるんだろうと思います。高いデジタルカメラや最近の電話ならカメラの機能として補正してそうな気もします。
いっぽう、歪曲の測定ももちろん可能で、巨大で形の変化する望遠鏡を光学系として含む天体観測装置の場合は、必要な精度に応じて、位置のわかってる星を一度に多数撮影するとか、望遠鏡の指向方向を精密にオフセットさせるとかして、星の写るはずの位置と実際に写った位置とを比較します。
Lightroomとかでこれができないのは、一般的に広まってる測定方法(較正に必要な画の撮影手順)が無いからかなという気がします。